嫉妬とは
嫉妬の感情はとても複雑であり、最も苦しい感情ですよね。
なぜそんなにも苦しいのかというと、「本能的な反応」だからです。
本来あるべき動物的反応なので、無意識のうちに反応がおきますし嫉妬を抑えようとすればするほど苦しくなるのです。
動物的な反応で例えると、動物が赤ちゃんを守るときの反応に似ています。
自分の大切なものが取られてしまうかもしれない、という反応なので命に関わるほどの反応ということになりますよね。
嫉妬にも色々な状況があります。
愛する人への嫉妬、成功している人への嫉妬、キラキラしている人への嫉妬、幸せそうな人への嫉妬など。
それぞれ人によって反応の度合いも違います。
さらに本能的な反応の嫉妬が起きるのは、心理的な理由があります。
嫉妬してしまう理由
もしも、愛する人が誰か他の人といるのではないか、と思ったときや過去の人の話を聞いたときなどにその相手に嫉妬の感情が出てきたとします。
その場合は、愛する人から自分自身が貰いたい愛を相手がもらっていると思い、自分はもらえていないと思うから嫉妬してしまうんですよね。
つまり、自分には「それ」が「ない」と思うから嫉妬につながるのです。
幸せそうな人を見たときや輝いている人を見たときに起きる嫉妬もそうです。
「自分には無い」と思うから嫉妬してしまうのです。
でもね、実はあなたの中に同等のものがあるからこそ嫉妬の反応がおきている事を知ってほしいなと思います。
感情の反応は、あなた自身が持っていなければ反応が起きないからです。
嫉妬をなくそうとしない
この記事を読まれている方は嫉妬しない方法で検索した方も多くいらっしゃるかもしれませんが、実は、嫉妬をしてはいけない、なくそうとしていることが嫉妬を強めてしまいます。
ではどうすればいいのか。
嫉妬を見つめる、嫉妬していること自体を許してあげることから始めてください。
嫉妬はどこから来たのかを先にお伝えすると、その多くは幼少期に自分自身が感じ取ったことから決めて来た良い悪いのジャッジでパターン化したルールを使っているからなのです。
例えば、彼からの愛をもらえない自分、ありのままでは愛されないという思い込みがあれば彼を独り占めしたくなりますし、彼が他の人を好きになるんじゃないかといつも不安になります。
でも、ありのままで愛されていると思えているとすれば、安心して愛を感じて彼に愛されているかどうかさえも気にならず自分の時間を大切にすることができますよね。
子育て中なら、子供への嫉妬もあります。
あなたが小さい頃にありのままを認めてもらえていないと、あなた自身が子供がわがままをしている姿を見て怒りになることもあります。
自分ができなかった事をしている子供に対しての嫉妬もあるのです。
小さい頃の自分の気持ちを分かってあげる、許してあげる、そうやって心の傷を癒す事で、あなたは自分を愛することができるようになり少しずつ心の反応は緩んでいきあなた自身が感情に揺さぶられなくなりありのままの彼、ありのままの子供の姿をも愛で包めるようになります。
嫉妬は、あなたを辛くするためのものではなく、あなたがあなた自身を愛するための宇宙からのギフトなのです。
嫉妬は愛のメッセージ
嫉妬と向き合うことは勇気がいることかもしれません。
しかし、嫉妬はあなたが既に同じものを持っているからこそ、それに気づいていないで「ない」と思っている事、持っている事を否定しているときに宇宙が教えてくれています。
「あなたはこんなに素晴らしいものを持っているんですよ!」と。
嫉妬するのはなぜだろう?
どこに嫉妬しているのだろう?
あなた自身に全く同じものがあると思って見てください。
あなたが同じものを持っていることに気づいたとき、それを受け入れたとき
宇宙の素晴らしさ、自分自身の素晴らしさ、愛の深さに気づき
嫉妬している相手にさえも感謝が湧くでしょう。