こんにちは、江口紋乃(えぐちあやの)です。
コロナウィルスが世間を騒がせているなか、さらに学校まで休校になり
困っているママさんは多いですよね。
職場に連れて行くわけにもいかないし、休めないしどうしたらいいのだろう
という声もよく聞きます。
みんな気が立っている中で、やはり悩みとしては
子供にイライラしてしまう、ダメだとわかっていても怒ってしまう、
最終的には自分を責めてしまっているママさんのお話を聞いていると
なんとかしないと、頑張らないと、という気持ちが大きいのだなと感じました。
子供がいうことを聞かない、ちゃんと決まったこともできない、
口答えしてくる、片付けができなくて周りから言われて困っている、
などなど、ママさんたちは頭を抱えているようでした。
イライラしている時にはなかなか難しいものですが
少し落ち着いた時にでも自分に問うてみてほしいのです。
子供に大きな期待をしていませんか?
子供に多くを求めていませんか?
子供がいう通りに動いてくれればそれで満足ですか?
子供の未来を潰す親
子供は生まれた時からすでに才能も夢も持っています。
私たちも小さい頃、叶うか叶わないかなんて考えずに口にしていた夢があったと思うんです。
それを、周りにいる大人が不安ばかりを口にしていたら敏感な子供は
大人になるのが怖くなります。
私たち大人が、わざわざまだ来てもいない未来のことを
私たちの経験則で「こうなるよ」と植え付ける必要があるんでしょうか。
経験して来たことを伝えるのは構いませんが、わざわざ恐怖を植え付ける必要は
全くもっていりません。
子供の未来を潰してまで、私たち親は子供を「いい子」に育てる必要があるんでしょうか。
「こうなってほしい」と思う親の想いはわかります。
ただ、それがどれだけ傲慢なことなのかを知るべきです。
子供を自分の期待に任せて育てた時、子供がその通りに育てば
子供は「良い子」に見えるかもしれません。
子供(本人)も幸せだと勘違いするかもしれません。
その勘違いが大人になって、「勘違いだった」と気づいた時、もしくは気づかないまま将来を迎えた時その子はワケのわからない怒りや悲しみを持つようになります。
支配と依存の関係から自立へ
「子供にいうことを聞いてほしい」というのは
親の支配、親がコントロールしたいと思っているからです。
子供はいうことを聞かないと怒られるから
ちゃんとしようと頑張ります。
支配と依存は両極にあるので必ず依存が生まれます。
親に聞かないと選択できない状態がつくられていくと
自分はどうしたいのか?という本当の感情を閉じ込めてしまうのです。
まだ1歳くらいの赤ちゃんは、ダメだよ、と言っても聞かないですよね。
面白がってもっとやったりします。
うちの息子を見ているとそうなのですが、親の反応を確かめるように
色々といたずらをするんですよね。
自分で体験して学んでいるのを見守る。
どんなに散らかしても、ご飯やスープをベチャベチャにしてしまっても。
子供にはたくさん体験をしてもらって
自分がどう感じたかを知ってもらう。
親は知恵を伝えるけど、選ぶのは子供本人に任せてあげるのが
自立の道だと思うんです。
子供が教えてくれるママの体調
子供にイライラしてしまうときって、ママが無理して頑張っている時なんですよね。
生活のために頑張って仕事をしていたり、家事を完璧にこなそうとしていたり
自分自身の感情に蓋をし続けた時に現れる状態が「子供に八つ当たり」。
忙しい朝なんかは特にそうですよね。
「早くしなさい!!」と怒鳴ってしまったり、部屋を綺麗に保ちたくて
「散らかさないで!!」「片付けなさい!!」とか言ってしまいますよね。
本音はゆっくり子供の成長を見ていたいのに、つい強く当たってしまうのです。
そんな時こそ、疲れている自分、頑張っている自分、
無理している自分、そこに気がついてください。
生き急ぐ必要は全くありません。
休めないと思い込んでいるのも自分だと気がついてください。
人の目を気にして、「良い子」になろうとしないで良いのです。
だから、子供にも同じように「良い子」に育てようとしてしまうんですよね。
誰から見た「良い子」なの?
あなたが子供に持つ期待感、良い子でいるとは誰から見てそうなってほしいと思うのですか。
あなた自身も、誰からよく思われようとしているんですか。
世間体を気にしてしまうように育って来た過去があるから
その癖はなかなか抜けないのかもしれません。
だからこそ、子供にそれを「世間からよく見られたい」という意識を
植え付けることの傲慢さを知るべきなのです。
子供は、そのままで完璧、天才です。