こんにちは。江口紋乃(えぐちあやの)です。
やりたいことだけをやる、好きなことだけをする、とどうなるんだろう。
最近、よく聞きますよね。
好きなこと系は本屋さんにもすごく多いなというイメージです。
私は、やりたいことだけやる、好きなことだけしたらいい、という人たちの言葉でそれを聞いた人たちがホクホクしながら話していることに違和感を感じたので掘り下げたり観察してみた結果、すごく不幸せなんだなぁということがわかりました。
それから、意味を履き違えると大変なことになるということもわかりました。
分離なのか、調和なのか、がポイントです。
あなたはその言葉、どう感じますか?
本当はやりたいことだけをしたい
自由に好きなことをしたい!みんな当たり前にある感情ですよね。
そんな感情を抑えて日々過ごしていかなければならないということはすごく苦しいと思うんですよ。
今、どんどん自由を求め表現する風潮になってきているのは時代が変わったんだなという印象です。
で、「好きなことしようよ!」と堂々と発信する人が増えたのはもともと閉じ込めていた気持ちが表に出たというだけなんですね。
ずっと閉じ込めてきた気持ちって色々あると思うんですが
「我慢しなきゃいけないって教わってきたけど、いいの?」とか
「努力しなくてもいいの?じゃあ私も!」とか
誰かが新しい懸念を生み出すと瞬く間に同じような人が増える。
彼や彼女たちは、「本当は自由にやりたかったんだよね!」と気づいただけなんです。
やりたいことだけをして生きていきたいという心の叫び
やりたい事だけをしたい、好きな事だけをして生きていきたいという心理は今が幸せではないというの事がわかります。
今が不自由だから、自由になりたい。
今、やりたい事ができていないから、やりたい事だけをやりたい。
今、好きな事ができていないから、好きな事だけをして生きていきたい。
あれもこれも全部自分ばっかり!
という事なんです。
やりたい事だけをしたいという延長線上にはやりたくないことはしたくないという心の叫びがあるように、好きな事だけをしたいんだよ!ねぇ、いいでしょ!?って聞こえるんです。
でもね、外に求めていたらいつまでも幸せにはならないですよ。
今起きていることは全て自分から派生したものだからです。
根っこを見ようとせず、自分のことを見て!といっているようなものなんです。
我欲が家族を崩壊させる
あなたが好きな事ややりたい事だけをしてしまったらどうなるでしょうか?
おそらくですが、最悪の場合家庭崩壊を招くでしょう。
今まで当たり前のようにこなしていたことを急にやめてしまったとしたら。
「洗濯はやりたくないんだよね、ご飯も作りたくないし、仕事なんてとんでもない。」
「仕事はやりたくないんだ!だからやめたよ」
そうなると、家族に負担がきますよね。それも知らない、私はやりたいことしかしないと決めたの!と言って家庭崩壊した人を見てきました。
でも、それはそれでいいんじゃないかなと思うんですよ。
崩壊した理由が、お互いに我欲の塊だったという結果です。
自分のことだけを考え、相手をコントロールしようとする。
それはただのワガママですよね。
「やりたいことをする」の境界線とは
これ、よく質問があります。
どこまでがワガママで、どこからが好きにしていい範囲なのか。
ポイントは「調和」と「分離」です。
あなたがやりたい事を叶えることによってそれは「調和」になりますか?
ということです。
押し付けたり人をコントロールしたりしていないか考えて見てください。
あなたがやりたくない事を叶えることによって誰かに押し付けていませんか?
それは「分離」です。
あなたがお姫様になりたいからといって何もしない宣言をするとします。
そのことで周りを振り回したとします。
それは「分離」でワガママです。
外側をコントロールして「私」が幸せになりたい!のですから、自分の根っこを見ずに外側に答えを求めているということなのです。
「調和」をベースにすると、「お洗濯をお願いしたいな」とか「ご飯作るのしばらくお休みさせてほしいんだよね」という本当の自分の気持ちを伝えつつ
相手にも協力してもらえるようにするなど、うまくいく方法を探すようになります。
伝えることが苦手だから、やりたくない事も頑張っちゃうと思うんです。
だから、爆発しちゃうんです。
好きな事していいんです。宣言しなくてもいいはずなのに、宣言しないとさせてもらえる環境を作れていないのも、しないでいる環境がラクだから。
やらなければならないという価値観でいるから、罪悪感が湧いて伝えることができなくなる。
伝える方が苦しくなるから、本音に蓋をする。
本当にやりたい事、本当はやりたくない事、ありますよね。
どこか無理をしていないか、自分の声に耳を傾けて見てください。
少しずつ無理をせず楽しいことを増やしていきましょう!
まずは、気づくだけでオッケーです^^