こんにちは、江口紋乃(えぐちあやの)です。
人生において必ずある「出逢い」と「別れ」
出逢い方よりも大切なのは「別れ方」です。
これは離婚だけではなく、全ての人間関係で言えることです。
別れ方が綺麗な人は人間関係を築いていくのもうまく逆に別れ方がいつも逃げ腰だったり投げやりな人は今後の人生においての応援者は得られにくいでしょう。
仕事をしていてその会社をやめたいと思ったとき、通常なら一ヶ月前に退職届を出して退職する、もしくは上司に伝えるなど前もっての行動をします。
しかし、どうしても急遽退職しなければならないということもありますよね。
逃げなければいけないほどの会社でない限りはきちんと伝えて退職することで今後の付き合いもできますが、辞めたいから音信不通になる、といったことをしてしまうとあとを濁してしまいます。
私が会社を一日でやめた体験
私も一日で辞めた会社があります。
その理由は、一日働いてみて今後のやりがいを感じられなかったというのが大きな理由でした。
私の性格上いずれつまらなくなって会社に貢献できなくなるだろうということを考えると期待される前に辞めた方が会社にとっても私にとっても結果的に正解だということで翌日朝に社長さんに正直にお伝えして退職しました。
社長さんも、会社自体に問題があったわけでは無いということを確認したくて
「よかったら理由を教えて欲しい」とのことだったので
仕事の流れが私自身に合わなかったことなどをお話して
最後は「ありがとう」というお言葉までいただき私にとってはとても感謝と申し訳なさとでいっぱいになりました。
パチンコ店に社員として勤務していた時は二ヶ月目に退職しました。
あの時代の沖縄は昼夜の交換制勤務が当たり前でした。
長女がまだ小さい頃。
コイン洗浄の日なんかはみんな翌朝までの通し勤務で、
さすがに子育てと両立が難しいと判断し退職を決めたんですね。
夜通しの勤務があることは実際に働いて見なければわからないことでした。
主任に退職を伝えると、送別会をしてくれるという話になり驚きました。
まだたった二ヶ月だったので。
主任は「短期間だとみんな何も言わずに辞めていくんだよ。君みたいにきちんと意思を伝えてくれた人はほとんどいない。だからぜひ送別会をさせてほしい。」と。
世代も代わり現代はSNSで退職を届け出たり、音信不通もかなり多いようです。
急に退職するにしても、
日々の仕事をきちんとこなしている人は残された人が
困らないようにとパッと資料を見れるようにしていたり引き継ぎで困らないようにしていると思うのです。
私もそれが出来なかったこともあるし、迷惑をかけてしまったこともあります。
教える側に回った時に気づいたこともたくさんありました。
恋愛や友人関係の出会いと別れ
男女関係、友人関係でも同じことが言えます。
別れが逃げ腰の人は、その現実から逃げたいから感情的になって逃げます。
「もう嫌!」と思ったら逃げたり相手のせいや環境のせいにして自分の感情だけで動くので泥沼戦になることがあります。
また、その場の感情だけで動いて理性的ではないため自分が戻りたくなったら戻ってきたりするのです。自分勝手ですよね。
離婚問題でお話を聞いていると、そのような話はたくさん聞きます。
感情的になりそのまま行動に移す人はうまくいきません。
感情に支配され、理性を保つことができないと本当に今大切なもの、
やらなければならないことがわからなくなるからです。
日々を大切に生きている人は自分のことも大切にし、
自分に関わる人のことも大切にします。
完璧な人間はいませんので間違うことだってあります。
自分の間違いに気が付いた時に素直に認め相手に伝えることをしたり
今後の行動に気をつけたりするようになるとその都度学び成長していきます。
自分の行いに目を向け相手に対しても敬意を払い対応することができるのです。
感情に流されて行動に移すことをせずに
理性的に物事を整理していくことができる人は別れ際の対応も
自分勝手な行動ではなく、やるべきことをきちんと組み立てて進むことができるのです。
人や環境のせいにはせず、自己責任として受け止め認め
改めていくことができるんですね。
「別れ方」でその人の人間性が出るというのはそのためです。
離婚するときに泣き寝入りしてしまうママ
お子さんのいる家庭で離婚するときに感情的になって養育費の話もせずに
別れてしまったという方は多いです。
子供を育てるのにはお金も労力もかかります。
離婚してしまってからあのときにもらっておけば良かった、と後悔してしまわないように離婚の話し合いは理性的に進めていくべきなのです。
お相手が感情的になろうが、あなたは冷静に今後の準備をしていく。
それがお子さんとあなたのためには今すべきことを理性的に判断する鍵です。
別れは必ず経験するからこそ大切に
別れ方を見れば人間性がわかります。現実から逃げることは簡単です。
しかし、失うものも大きいのです。
別れ方が綺麗ではない人は、これまでの行いを改めていくことで自分と向き合うことに繋がります。
「今」は過去から自分が築いてきた足跡。
未来へも続くのが「今」です。
感情に流されず地に足をつけ今の環境で本当に必要なこと、やるべきことを理性的に考えて行動してみてくださいね。